転職活動では2種類の書類を用意しますが、それぞれの役割を理解していないと、内容が重複したり、逆に必要な情報が抜けたりします。
新卒の就職活動では履歴書だけで済むことが多いため、この違いに戸惑う人も少なくありません。
履歴書は基本情報の証明
フォーマットが決まっている
履歴書は、氏名・学歴・職歴・資格といった基本情報を証明するための書類です。
フォーマットが決まっており、自由度は高くありません。
市販のテンプレートや厚生労働省の様式を使うのが一般的で、独自の構成にする必要はありません。
職歴欄は簡潔に書く
職歴欄には、入社・退社の年月と会社名・部署名を簡潔に書きます。
複数回の転職がある場合も、この欄で詳細を説明しようとせず、事実だけを時系列で並べます。
詳細は職務経歴書側に譲るという役割分担を意識します。
職務経歴書は実務能力を伝える書類
フォーマットは自由
職務経歴書は、何をどう担当し、どんな成果を出したかを伝えるための書類です。
フォーマットは自由で、経歴やアピールしたい内容によって構成を変えられます。
時系列で並べる形式のほか、担当した業務のジャンルごとにまとめる形式もあり、経歴の特徴に合わせて選べます。
履歴書との書き分けの例
同じ「営業を担当した」という経歴でも、履歴書には「営業部 所属」としか書きませんが、職務経歴書には担当した商材・エリア・実績数値まで書き込みます。
履歴書に書ききれなかった情報を職務経歴書で補う、という関係で捉えると書き分けやすくなります。
書く粒度の違い
書類ごとに書く内容が違う
| 書類 | 書く内容 |
|---|---|
| 履歴書 | 会社名・部署名・在籍期間 |
| 職務経歴書 | 担当業務・使用ツール・実績・工夫した点 |
実務能力の判断材料は職務経歴書
採用担当者が実務能力を判断するのは、主に職務経歴書です。
履歴書はあくまで基本情報の確認用と考えて差し支えありません。
書類選考の通過率を上げたい場合、力を入れるべきは職務経歴書の作り込みです。
職務経歴書の分量の目安
A4で2〜3枚が目安
職務経歴書は、A4サイズで2〜3枚が目安とされています。
1枚では実績が伝わりきらず、5枚を超えると読み手の負担が大きくなります。
採用担当者は多数の応募書類に目を通すため、要点が絞られていない長い書類は最後まで読まれない可能性もあります。
直近の職歴を厚く書く
経験が長い場合は、直近の職歴を厚く、古い職歴は簡潔にまとめるなど、メリハリをつけると読みやすくなります。
応募先の職種に関連の薄い古い経歴は、担当した業務名と期間だけの記載にとどめ、直近で近い経験のある職歴に紙面を割り当てます。
書き始めるタイミングについては、職務経歴書はいつ作ればよいかで扱っています。
まとめ
- 履歴書は基本情報の証明、職務経歴書は実務能力を伝える書類
- 履歴書に書ききれない情報を職務経歴書で補う、という関係で捉える
- 採用担当者が実務能力を判断する材料は、主に職務経歴書
- 職務経歴書の分量はA4で2〜3枚が目安。
直近の職歴を厚く書くとメリハリがつく



